TOEIC学習について(800点くらいまで)
(このブログをご覧いただき、ありがとうございます。)
TOEICの記事をいくつか書いていますが、学習を始めたきっかけと、800点くらいまでの取り組みを交えてお話してみたいと思います。
1.なぜ英語(TOEIC)か
英語を勉強している方は、通常、
・これから海外ビジネスで活躍したい。
・日本にいる外国人とスムーズに意思疎通したい。
・留学したい。
・仕事で英語を使うことになったので、英語力を向上したい。 等々
英語を使って夢を実現したい、必要に迫られている、という方がほとんどかと思います。
私と言えば、当時50歳を過ぎたところ。人生の折り返し地点はとうの昔に過ぎ、通常であれば定年への備えをしている年齢。
TOEIC主催団体のETSが公表しているグローバルデータで見ても、
・受験者のうち46歳以上 5.8%(出典:2019 Test Takers Worldwide)
しかいません。
(詳細はこちら↓)
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/Worldwide2019.pdf
職場でも若者は結構トライしていますが、おじさん連中には一人もおらん。
仕事で英語を使うわけでもないんだから、当たり前です。
個人的には、大学入試のころは配点の問題で頑張らないと自分が困るから勉強して、一応得意科目でしたが、「外国人とコミュニケーションしたい、などと思ったこともない」自分なので、大学卒業後30年近く英語のことなどすっかり忘れていました。
では、なぜ「いまさら」英語を勉強しようと思ったのか。
50歳になる少し前に、サラリーマンとしては「完全に上がりが見えた」状態になり。
でも、まだ子どもが小さいので、65歳までは頑張って働かねばならない。
個人的な事情ですが、そんな状態でした。
で、
1.65歳まで働かないといけないのなら、ひょっとしたらそれ(英語)が役に立つかもしれない。
というのと、
2.子どもに「勉強することは大事なことだ」ということを背中で伝えたい。
という気持ちになりました。
若い親御さんならともかく、この年齢になると新しいことにチャレンジする意欲は減退しがちです。ウチは遅くに子どもが生まれたので、子どもの学校で他の親御さんと会っても、こちらのほうが一回り半から二回りくらい年上。
先祖代々受け継いできた土地があるわけでもなく、既にビックリするような資産を築いているわけでもない。
となれば、子どもに残してやれるものは教育くらいしかない。
どこまでできるかわからないけれど、せめてTOEICくらい頑張って、日ごろから勉強している姿を見せて、その結果で仕事に少しでも好影響があれば、勉強する価値をわかってくれるかな、という淡い期待を持って始めました。
なぜTOEICかと言われると、自分の中では成果を最も出しやすいと思ったからです。
IT技術の発展のおかげで、リスニングもリーディングも手軽に学習できる。
仕事と家庭で、自分の時間は非常に少ないけれど、これならなんとかなるかな、と思って始めました。
2.TOEICへの取り組み(800点くらいまで)
やってみようと決めたとはいえ、大学卒業後30年近く英語に触れてこなかったので、何から始めるのか非常に迷いました。
自分は、大学受験の頃から英語を聞き取るのが非常に苦手。
ヒアリングやディクテーションのテストでは、壊滅的な点数を取っていたものでした。
勉強を始めるにあたって、どういった方法で勉強するか、非常に悩みました。
・公式問題集でコツコツやるか
・通信教育を受けるか
勉強時間は、朝晩の通勤時間と昼休み。
帰宅後は、睡眠時間をあまり削らないようにしないといけない(体調維持のため)ので、せいぜい1時間。
となると、上で書いた3つはあまり現実的ではありません。
公式問題集はデカすぎるし、通信教育や英会話学校にはカネがかかりすぎる。
それで選択したのが、リクルートが運営している、
でした。
その時は、ちょうどキャンペーン期間中だったこともあって、年間で25,000円くらいで申し込むことができました(私が受講したのはコーチをつけないほうでした)。
このプログラムの何が良かったか。
ディクテーションをするのに紙に書かなくて良い。
これ、感動しましたね。
紙に書きとるにしろ、パソコンで打ち込むにしろ、教材以外のメディアを用意しなければいけないとなると、大荷物になってしまう。
聞き取った英語を、自分で書いてみる(⇒聞き取れているかどうかがわかる)。
これがディクテーションの意義で、英語耳ができていない自分には最も必要な演習でしたが、勉強するのに荷物が多いとやる気が失せますから。
これで、電車の中でも、公園のベンチでも、カフェでも、家の中でも、安定して勉強ができる、と早速申し込みました。
実際に、800点前半までで取り組んだのは、この教材と単語集だけです。
リスニングでも文法でも、関先生の講義がついていて非常にわかりやすい。
リスニングはスピードを1.2倍にして、1日1時間を目標に取り組みました。
これくらいのレベルだとシャドーイングはまだできませんでしたけど。
3.スコアの推移
年月 | 回次 | Listening | Reading | Total |
2018/06 | 231 | 365 | 255 | 620 |
2018/07 | 232 | 365 | 365 | 730 |
2018/09 | 233 | 310 | 380 | 690 |
2018/10 | 234 | 410 | 400 | 810 |
スタディサプリを用いての学習は、5月半ばから始めました。
スタディサプリのトップ画面↓
パーフェクト講義は、これから学習を始める人だけでなく、すでに学習していて、「なかなか伸びないな」と思っている人は、ぜひ取り組んでみてください。
全部が有料ではなく、サンプルで見られる講義があります。
個人的には、関先生の講義はお気に入りです。
そして、最もおすすめのディクテーションの画面↓
これが秀逸です。
流れる音声を聞いて、画面のキーボードを使って入力。
入力を間違えると、間違えた文字のところで「ブー」と警告音が鳴る。
上記の画面は全アルファベットが出ていますが、もっと優しいモードでは、候補の文字を含めたいくつかの文字だけが表示されます。
Part1やPart2のような短いセンテンスは当然。
Part3、4の長いセンテンスも、全部ではありませんが、結構長いフレーズのディクテーションができます。
個人的にはスマホだとキーボードが小さくなりすぎて、入力しにくいです。
各問題の最後に、シャドーイングの演習もあります。
残念ながら、800点を超えてくるまでは、スクリプトを消して音だけ聞いてのシャドーイングはできませんでした。
このアプリを使い込めば800点には必ず到達できると思います。
(900点を達成している人も多いようです)
単語集は、絶対外せないこれ↓
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お世話になりました。
でも、これだけでは語数という意味で不足している気がして、こちらも使ってみました。
あんまり人気はないみたいですね(苦笑)。
難解な単語が入っているわけでもなく、非常にオーソドックスなつくりです。
どちらも、「日本語を見て英語がすぐ出てくるようにトレーニングできる」という点が共通しています。
単語集は、「英語⇒日本語」で覚えるものがほとんどなのですが、日本語で考える習慣がついている我々日本人としては、逆のほうが覚えが早いのではないかと感じています。
「金フレ」は5周くらい、基本単語帳は10周くらいしましたでしょうか。
勉強を始めて愕然としたのですが、この年齢になると記憶力は相当落ちています。
かつては1回でかなりの量が頭に入りましたが、もうそうはいかない。
必死で、かつかなりのスピードで繰り返した記憶があります。
朝の通勤時間が単語学習の時間でした。
これらを使って、なんとか800点までは到達しました。
(子どもの夏休み明け9月は、勉強量が足りなくて、一回下がりましたけど)
800点から900点までの経緯は次回お話させていただければと思います。