TOEIC Listening & Reading Listeningの難化について
(当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。)
先日、303回の結果をお伝えしましたが、最近よく言われている「Listeningの難化」について、考えてみました。
といっても、平均点を見ただけですが。
Abilities Measured(通称:アビメ)の平均点を比較してみました。
まず、Listeningのアビメ項目と言えば、以下の5項目。
1 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
2 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
3 | 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
4 | 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
5 | フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる |
これが、ここ2年で「平均点」としてどういう変化があったのか。
見てみますと。
以下のようになっています。
2020.9 | 2021.7 | 2022.7 | |||
252 | 267 | 277 | 283 | 299 | |
項目1 | 72 | 64 | 62 | 61 | 64 |
項目2 | 65 | 62 | 60 | 57 | 57 |
項目3 | 89 | 80 | 81 | 77 | 72 |
項目4 | 72 | 66 | 67 | 67 | 61 |
項目5 | 61 | 57 | 53 | 51 | 52 |
項目1~5は、最初の表の1~5に対応しています。
項目3,4は「詳細が理解できる」という項目ですが、これらが爆下がりしてますね。他の項目も8pt以上下がっている。
「詳細が」
という項目が下がっているということは、
・表現が難しくなっている(場面が想像しづらくなっているを含む)
・問題、選択肢の長さが長くなっている(Part3、4)
という理由が推測されます。
個人的には「Part1は難しくなっているな」とは、実際に受験していて思いますが、Part2はそれほど難しくなっている感はないんです。
Part2に関して言えば、正答の選択肢が、間接的だとか、斜め上だとか、色々言われていますが、
「展示会っていつだったっけ?」
「手帳見るからちょっと待って」
なんていう会話は、日本語の日常会話でもよく出てくるところかと思います。
それがなぜTOEICになると、「直接的な回答ではないから難しい」ということになるのか?
ビジネスシーンの慣れの問題でしょうか。
それよりも、303回のボソボソ話す男性のように、「日本語耳」では聞き取りにくい会話の増加のほうが気になります。
Part3、4は、回にもよりますが、
「設問の選択肢が長くなっている」
ことは間違いないでしょう。巷での感想では、「まるでリーディング」という声もありますし、自分自身、先読みで必死になってしまう回もありますので。
これの攻略方法は、
・可能な限り多くのパターンの「ネイティブの声」に慣れる
・難しめの問題にチャレンジする
しかない。
というところで、先月末からListeningは以下の問題集に取り組んでいます。
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やってみると結構難しい(汗)。
これらに取り組んで、11月のTOEIC(受験できれば)で成果が出るか。
自分自身で検証してみたいと思います。